どうもみなさん、hokaです。
前回に引き続き、ユニリーバの会議室で行われた中高生インターンについてレポートします。
前回のレポートはこちら!
●ユニリーバ中高生インターンにお邪魔してきたよ 〜SDGsゲーム編〜
https://hoka.jp/archives/407
SDGsゲームが終わると、ユニリーバの社員さんによるプレゼンが始まりました。
お題は「会社ってなに?」「ユニリーバってなに?」です!
まずは、ユニリーバの歴史からスタート!!
★★★始まりは1つの石鹸★★★
ユニリーバの元になったリーバ・ブラザーズの創業者ウィリアム・ヘスケス・リーバは
1880年代、英国に手洗いなどの習慣を広めるため、「サンライト」石鹸を発売しました。
そこにはあるメッセージが刻まれていたといいます。
そのメッセージとは・・・。
この製品を使う方々にとって、
清潔があたりまえのものになるように。
女性の負担が減るように。
健康を守り、魅力を引き出せるように。
暮らしがより楽しく、充実したものになるように。
というものでした。
そして現在、ユニリーバはこんな立派な会社になりました!!
・世界最大級の消費財メーカー
・本社はイギリスとオランダ
・190カ国で展開、約25億人がユニリーバ製品を毎日使用
・優れたマーケティング力で400のブランドを育成、開発
・そのうち13のブランドが約1400億円を超えるメガブランド
そして、ユニリーバのビジョンは、
社会に貢献!
ビジネス向上!
環境負荷の軽減!
そう。SDGsゲームで扱った
経済・環境・社会のすべてを貫くビジョンを持っています!
このような考え方を、サステナブルと言うそうです。
★★★サステナブルな紅茶ブランド「リプトン」★★★
更に、ユニリーバの紅茶ブランド「リプトン」では、
一定の審査をクリアした、信頼できる農家の茶葉だけを使っています。
その証として、リプトン紅茶のパッケージには、こんなマークがついています。
これは、レインフォレスト・アライアンスという自然保護団体のマークで
労働者の環境や賃金などの審査基準をクリアした
“ちゃんとした農園で作った原料”と認証された商品に与えられるそうです。
★★★アイスもあるよ!ユニリーバ★★★
石鹸や洗剤のイメージが強いユニリーバですが、
ベン&ジェリーズ というアイスクリームも製造・販売しています。
「愛とアイスで地球を救え。溶けちゃうと困るから!」
というキャッチコピーで、温室効果ガスを出さない電気を使おう!
ということで、ベン&ジェリーズのお店や冷凍庫で使う電気を、100%自然エネルギーにしています。
ベン&ジェリーズの表参道店では、自然エネルギー100%の電気を、スマートフォンに充電できるサービスをしていたこともあるそうです。
さすがはユニリーバ!地球にも社会にも優しいぞ!
卵、牛乳、果物、ナッツなどの材料の調達から、それらを生み出す鶏や牛、農園の管理まで
サステナブルな仕組みで作られているアイスクリームは、コクがあって激ウマ!
会場では、ランチのデザートとしてサービスで出されたけど、
みんな「おいしい、おいしい」と、夢中になって食べていました(゚д゚)ウマー。
★★★自己肯定感をアップする「ダヴ」★★★
ユニリーバで一番と言っていいほど有名な商品といえば「DOVE(ダヴ)」。
ダヴでは、女性が自分の容姿に対して自信を持って成長することを応援する
セルフエスティーム(自己肯定)プロジェクト を行っています。
そのままのアナタが一番美しい!!
ダヴでは、自己肯定感を解りやすく説明するために
元FBIの似顔絵捜査官に依頼して、2つの絵を描いてもらう実験をしました。
1つは、「描かれる方の証言をもとにした似顔絵」
もう1つは、「第三者の証言をもとにして描いた似顔絵」
・・・2つの似顔絵は、全然違うものになりました(・∀・)
その動画がこちら!
自己イメージ、大事ですねー。
★★★サステナビリティで加速★★★
さて、ユニリーバの成長を加速させているのは何でしょう?
それは・・・ サステナビリティ! (さっきも出てきた)
ユニリーバが全世界で使用するエネルギーのうち、28%が自然エネルギー。
ユニリーバ・ジャパンの自然エネルギー利用は、なんと100%!
サステナビリティを中核に置くブランドは、他のブランドより30%早く成長するそうです。
その結果、
2008年以降、全世界で740億円以上のコスト削減!
34ヶ国で大学生が選ぶ「働きたい会社」No.1!
・・・と、いいこと尽くめになりました(*´艸`*)
そして、ユニリーバの役割は大きく分けて4つ!
この4つの役割で、商品の企画〜あなたの街のお店に並ぶまでの事がわかります!
まずは、担当の竹下さんが、マーケティングの仕事について話してくれました。
★★★マーケティングとは★★★
マーケティングとは、ずばり「商品を使ってもらうようにする仕事」です!
そのためのポイントは3つ!
2. 多くの人に商品を知ってもらう
3. もっとたくさん使ってもらう
確かに、納豆の匂いがするシャンプーは要らないし笑、
どんなに良い商品を作っても、世の中に知られなければ使われません。
それに、継続的に使われなくては意味が無い・・・。
うん、どれも、すごく大事だと思います!
また、どうやって選んでもらうのか、というのも重要なんだそうです。
その鍵となるのが『差』です。
どれだけ宣伝しても『差』をつけなければ選ばれない!
例えば、iPhone7とAndroidとガラケーでは、殆どの人がiPhone7を選ぶでしょう。
ですが、全部同じだと、選びようがありませんね。
お客さんから選ばれるよう「差」をつけるのが、マーケティングの仕事です。
★★★R&D(研究開発)とは★★★
ですが、「これいいね~!アイデア採用!」で終わるわけではありません。
商品として形にするために必要なのがR&D(研究開発)です。
R&Dは、試作品(プロトタイプ)を作ったり、
そのプロトタイプに改良を加えたりします。
アイデアを具現化するのが、R&Dの役割なんですね!
研究開発は、中身・パッケージ・作り方・調査・製品評価・法規制の厳守などなど…。
色々なことろで必要な仕事で、とても幅広いそうです。
★★★サプライチェーン&カスタマーディロップメント★★★
商品ができるまで、そして出来てから、仕事の流れを取り仕切ったり
スーパーや薬局に売ってもらうため働くチームがあります。
それが、サプライチェーン と、カスタマーディロップメントです!
サプライチェーンの役割は、
Plan(計画)、source(買う)、make(作る)、Deliver(運ぶ) です!
まず、Plan(計画)の仕事ですが、
マーケティングとカスタマーディロップメント(後で説明)と相談して
何個くらい売れそうか、何個くらい作るかを決めます。
次に、Source(買う)の仕事ですが、
研究開発の人と相談し、高品質で安い容器を買ったり
正しい(例えばサステナブルな)企業と取引するよう働く部署です。
そして、Make(作る)ですが、
研究開発の人たちと一緒に決めたレシピに従い、大量生産します。
なるべく環境に負荷のない製造を目指します。
最後に、Deliver(運ぶ)です。
商品を、最高の状態で小売店に届ける重要なお仕事です。
このような仕事を「営業」と捉える企業もありますが
ユニリーバでは「カスタマー(小売)」「ディロップメント(成長)」と呼びます。
つまり、ドラックストアやスーパー、ホームセンター、オンラインショップなど小売店と協力し、
共に成長する!というビジョンですね。
ここまでで、午前の部が終わりました。
ユニリーバは、地球にも社会にも優しくすればするほど
儲けを出している素晴らしい企業ということ。。。
そして、僕達の手に商品が届くまでには
たくさんの仕事があって、たくさんの人が関わってることを初めて知りました。
あれからずっと、ユニリーバの商品やCMが気になって仕方ない笑。
すっかりハマったぞい!
ユニリーバ最高!!
さて、ここから昼食に入りますが
午後の部のレポートは「その3」に続きます。
次回も、ゆっくりしていってね!!
by hoka