チョコレートによって世界を統一すべきだ(チョコすべ) 序章

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プロローグ

この王国「れるう」は、王が働かないユルイ王国。そのせいで、隣国「りんご黒酢」から圧力をかけ続けられている。
だが住民はそのことを気にもかけていない。なぜなら先代の王「チョコ嫌い2世」の威光があるからだ。

本編一応の主人公の姫のルルゥは「王を生前退位したくせに」といつも文句を言っている。
実は、れるうの住民はチョコレートが「チョコ嫌い1世」が生まれる前は大好きだったのだ。
だが、チョコ嫌い2世が改革を始め、今のところ法律で「チョコは王族以外食べてはいけない」というのが決まっている。
独り占めしたいのかと思うが、当時、チョコが好きな王族は、現国王「I love chocolate」だけだった。
「I love chocolate」就任で、(名前的に)改革が起き、今は闇市などで3000$の高値で取引されるほどだ。
だが、現国王があまりに仕事をせず、法律を変えていない。国民の声さえ聞かず、ダラダラするだけである。
りんご黒酢もこの国に改革が起こるとは思わなかっただろう。だが、この国は変わり始めていた…。

1章 わがままなお姫様
「ねえお父様!チョコ食べたい!!!!!」ルルゥが謁見の間で大声を出して言う。
「え~、面倒くさいじゃん…。カップラーメンならあるよ~」父の自室からヤル気のない声が返ってくる。
「だからチョコだって!もう!」「ルルゥ様、何なら私が買ってまいります」
怒るルルゥに執事長のロッテンが優しく声をかける。今の王族は比較的チョコを好むものが多い。
ルルゥは今年14歳である。10歳の時に初めて食べてから週に3回は欲しがるのだ。
騎士団長のギルギは欲しがるたびに「何が起こったのだ」と思っている。
そしてその夜まで時間が過ぎ…。なんと、国王が謁見の間に顔を出し、声明を発表したのだ。
『「チョコは王族以外食べてはいけない」の法律を削除せよ。そして今から国民全員を招聘し、チョコレートや美味を豪勢に振る舞う宴を開け。緊急だぞ』という内容である。
最初は騎士や侍女達も意味がわからなかったが、緊急という言葉ですぐに動き、招待状を書き始めたのだ。
ルルゥも、急に白いドレスを着せられ、父から、「ルルゥ・アルザードと名乗れ。良いな?」と言われた時は、
戸惑ったが、あまりの気迫に受け入れてしまった。アルザードと言うのは、父の名字である。

そして、宴が始まった。
「アルザード王、今夜は思いっきり楽しませてもらいますよ」近衛騎士のエルマが言う。
「良かろう。思い切り飲んでくるが良い。」この言葉に、国民の多くが「王は、お人が変わられたようだ」と思ったという。
ルルゥも、チョコや葡萄酒(ワイン)を食べたり飲んだりした。そして、宮廷ダンスを踊ることもしたのだ。
最初は「何故宴を?」と思ったが、酔いが深まるうちに自然とその疑問は消えていった。
皆が、チョコレートを食べながら女を口説いたり酒の飲み比べをしていたりする。
喧嘩が起きたりしても、ルルゥ・アルザード、またレルウ王が平定している。

皆が楽しんだものだ。1年もたたずに起こる戦のことも知らず…。

2章 チョコレート戦争勃発

宴から5日後、レルウ王国とりんご黒酢帝国の関係が急激に悪化する。
もちろん国民はそのことを知る余地もない。りんご黒酢側はチョコレートマニアが多く、「チョコは王族以外食べてはいけない」の法律を削除することは、りんご黒酢の国民としてチョコレートは貴重、国民は一斉蜂起して、雑兵を差し向けてきたのだ。
ちょうど半年前から旅に出ていた宮廷魔術師長の帰り道に遭遇したことによって、レルウ王城につれて戻られ、
レルウは身代金を要求、しかしりんご黒酢側は答えず、身代金を支払わなかった。
そして半年間、睨み合いが続いたあと、遂にレルウが傭兵を出した。

その頃、りんご黒酢王城では…。

「レルウ王は、人が変わられたのか?これほど懸命な判断を出す人だはないはず…。」りんご黒酢王が言う。

レルウが傭兵を出したため、緊急で有力者会議が開かれた。
「こちらも兵を出し、脅すことが賢明です。皆さんにもこれは異論はありませんね?」
青髪の宮廷魔術師の言葉に、その場にいる全員が頷く。
そこで、傭兵団長が口を開く。「この国の傭兵団は強力ですぜ。相手の傭兵は恐れて逃げ惑うでしょうよ。」
だが、宮廷魔術師は
「戦は始まったばかりです。その案はいいですが、あまりこちらの手の内を見せたくはありませんね。少数で兵を出してください。」と冷静に言う。
「分かった、少数で出そう。その代わり、やり方はこちらのやり方でいいか?」と言うと
「ええ、許可しましょう」と宮廷魔術師が許可した瞬間、盗賊ギルド元締めが
「偵察は儂らにやらせてもらえんかな?」と申し出る。
宮廷魔術師は「あなた達は【暗殺者】の訓練も受けています。最終兵器、ということでよろしいですか?」
宮廷魔術師の冷たい視線に「わ、分かった、自重するわい」と、引き下げる。
そして、誰もが「これで勝っただろう」と思った。

そして、傭兵は到着し、レルウ傭兵に条件を出し脅したが、なんと、その条件を飲まず、死に物狂いで突撃、少数の犠牲者は出たがりんご黒酢傭兵団3番隊を全滅寸前まで追い込み、王城に連れて、身代金要求をしたのだ。
だがレルウは相変わらずほのぼのしているのだが…。

3章 決意

ルルゥは、いつもどうり過ごしていたが、この頃、父が変わったように思える。
第一、チョコレートで戦争が起きるのがおかしい。
ルルゥもチョコは大好きだが、それだったら作ればいいという気がする。
この世界で、カカオが減少傾向にあるのは承知の上で言っている。
「どうされました?ルルゥ様。」侍女の1人が声をかけてくる。
「ああ、戦争のことについて考えていたの。」と答える。
「戦争?チョコレート戦争の事でございますか?」意外にも、興味を持ったようだ。
「カカオを増やして作ればいいのにって思うわ。」
「そうでございますね・・・」侍女と会話を交わす。
侍女も戦争は望んでいなかったようだ。
そしてしばらく話した後、侍女が去ってから独り言をこぼす。
「世界をチョコレート好きで統一すればいいのに…。」
これがきっかけで世界に改革を起こすことを、彼女はまだ知らないのである…。

エピローグ
改革が起き始めた・・・。
ルルゥ・アルザードがレルウ国内のチョコレート好きを集めたギルドを作り始めたのだ。
国王さえ、まだ知らないのである。
いや、神さえ知らないであろう。
これからチョコレートによって戦乱の時代が訪れることを…。

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