第五章 森上様のお通りじゃ~!
ドラゴンが火山にいる間、エリスは森の木を拠点に運んでいた。
~拠点右の森~
「モサッコピ」!!
エリスは、木を呪文でコピーし、さらに呪文の上乗せで木を運んでい
たが、目標本数は100本。高校生の体では70本が限界である。
「はぁ、はぁ、やっぱり疲れるわね・・・。」
やはり、61本で息切れが激しい。
だが、魔力が切れた場合、何故か役に立つガエンが持たせてくれた斧で切って持っていけばいい。幸いどちらの呪文も消費魔力は少ない。
少し休むか限界突破呪文で行けそうだ。
さらに、エリスも筋肉はある。
身体強化で30本くらいは持てるだろう。
と1人で考えていたら、100本をいつの間にか運んでいた。
「いや~無意識って凄いわね!!」
と独り言を言っていたら後ろから声が聞こえてきた。
「お!!人間だべ!珍しいの!!」
エリスはその姿を見たことがある。森神様だ。
「あなたは、この森の神様?」とエリスが聞くと
「そうなると思うべ」と答えた。
「私はエリス。この島に宝を探しに来たわ。あなたは?」
「おらはベルズマス。」
「お前、なんか面白そうだから着いてくべ」
「良いけど・・・。」
ベルズマスの突然の申し出に、戸惑いを隠せないエリスだった。
今回もありがとうございました!!次回の最後には拠点が完成してると思います。
ネタバレすると、コレまだ序章の1部です。あと次回予告の形式を変えました。
次回予告!!
エリス「なんか神様着いてきたんだけど」
ガエン「まあそれより拠点完成させようぜ!(賢さ26)」
エリス「全く、相変わらずおかしい人ね」
次回!!森神ベルズマス!!お楽しみに!!