私と宝の物語 1章 運命の始まり

今からやく2560年前。
ローマの技術では「魔法」が使える時代。

ある所に、高校があった。「だーかーら、ガエンはおかしいんじゃないの?」
ガエンと呼ばれた男はこう答えた。
「エリス、けどこれを宝島の地図と捉える以外でどう表現する!」
エリスとガエン。エリスは学校の成績トップ。魔法使いである。
ガエンは、頭が悪いが勇ましい若者。2人は何故か仲がいい。

時は遡り、6時間前・・・。
「親父!なんなんだ、これ!」ガエンの声。
それに父はこう答える。
「この地図をたどると宝島があるが、立ち塞がる荒波のせいで誰も行けないらしい。だがエリスやロフクと一緒なら行けない所はない!!!」

「て、親父が言ってた」「・・・。」
というわけで、ガエンが色々やらかしながらも船が完成。
3人は夏休みの8月15日に港の船、トータルエクプレスに集合の約束を交わした。

約束の日。朝だがとても暑い。ロフクはふとこんな事を考えた。
「宝島、なんか化物とか出てくるよ、なんか興奮してる自分がいるんだけど。」
エリスがオーバーな準備をしてきたが、全員集合。
いざ!出港!!!!!

第二章 龍と宝島

宝島への道のりは1週間掛かった。8月22日の夜。
ローマの光さえも見えない。
3人はキャンプを海が満ちても海の中に入らない所に貼り、1夜を明かした。
「ヒャッハー!ドラゴンだ~~~!!!!」
8月23日、珍しくロフクのテンションが上がっている。
理由は、ガエンの父親からもらった地図である。
その地図は、魔法の地図で、現在の場所が分かるのだ。
彼らは今、海辺にいるのだが、進行ルートにドラゴン、しかも古代から生息している「エンシェントドラゴン」がいるのである。
それに大のオタクは大興奮!
「ドラゴンを手懐けよう!」と荷物からJAPANと言う国の童話で出てくるきびだんごという物をバッグから引っ張り出してきたのである!その時、「ギュオオーー―――」と言う声が聞こえた。
エリスはスタッフ、ガエンは武器を手に取り、ロフクはきびだんごを味見して、少し相手が気絶するような銃と、その時ドラゴンに登ってきびだんごを食べさせる用の長い縄を用意した。

次回!ドラゴンと決着!次回も、ゆっくりしていってね!!

第三章 龍と魔法ときびだんご 

ガエン一行はエンシェントドラゴンと対峙していた。
ガエンはこうゆう時だけ頭がまわり、陣を貼った。
「ロフク、私が魔法で少しなつかせる!そのすきに登ってきびだんごを食べさせて!」
エリスの指示にロフクは従い陣で休憩を取っている。
「今よ!」エリスの魔法の効いている期間は3.39分。
ロフクはドラゴンに登り、きびだんごを食べさせてあげた。
ドラゴンは嬉しそうに食べている。そして効果の1つが発動した。
「君たち もぐ なんでこの島に来たんか? もぐもぐ」
ガエンは効果を知っているため、こう答えた。
「俺たちはこの島にあるという宝を探しているんだ。」
そこにエリスが付け加える。
「それで、仲間になってくれないかしら?」
「分かったで、まず拠点を作ったらどうや?」
それに全員が賛成してわかれて材料を探しに行った。
そこにも苦難が待ち受けてることも知らずに・・・。

第4章 龍と火山と金属君
~拠点、回想~
「おーい!みんな!!役割決めるぞー」
ガエンは全員を集め、1人1人に役割を伝えた。
エリスは、魔法で森から木を持ち出し、それ以降は拠点の家の手伝い、
ドラゴンは金属の調達を頼まれた。
~島、上空~
「全く、何でわいがやるんねん」と愚痴をこぼしながらドラゴンは、火山へ向かっていった。
~火山、火口~
「お!この鉄とか良さそうだな~、金もあんのかい!!」
ドラゴンは、凄くハイテンションなノリツッコミを入れまくりながら、色々な鉱物や金属を発掘していった。
そこに声が聞こえる。
「おめぇ!おらも発掘して行きなさんな!」
声が聞こえた方には金属があったので、持ち帰ることにした・・・。
第五章 森上様のお通りじゃ~!
ドラゴンが火山にいる間、エリスは森の木を拠点に運んでいた。
~拠点右の森~
「モサッコピ」!!
エリスは、木を呪文でコピーし、さらに呪文の上乗せで木を運んでい
たが、目標本数は100本。高校生の体では70本が限界である。
「はぁ、はぁ、やっぱり疲れるわね・・・。」
やはり、61本で息切れが激しい。
だが、魔力が切れた場合、何故か役に立つガエンが持たせてくれた斧で切って持っていけばいい。幸いどちらの呪文も消費魔力は少ない。
少し休むか限界突破呪文で行けそうだ。
さらに、エリスも筋肉はある。
身体強化で30本くらいは持てるだろう。
と1人で考えていたら、100本をいつの間にか運んでいた。
「いや~無意識って凄いわね!!」
と独り言を言っていたら後ろから声が聞こえてきた。
「お!!人間だべ!珍しいの!!」
エリスはその姿を見たことがある。森神様だ。
「あなたは、この森の神様?」とエリスが聞くと
「そうなると思うべ」と答えた。
「私はエリス。この島に宝を探しに来たわ。あなたは?」
「おらはベルズマス。」
「お前、なんか面白そうだから着いてくべ」
「良いけど・・・。」
ベルズマスの突然の申し出に、戸惑いを隠せないエリスだった。

第6章 森神ベルズマス
~拠点付近~
エリスはベルズマスを連れ、拠点に帰ろうとしていた。
「全く、アイツのオーラは怪物をなつかせるのかしら?」
アイツと言うのは勿論ガエンだ。
「おめぇ、仲間と宝探ししてるんだろ?」
ベルズマスはこう続けた。
「おらも仲間になるぞ!!」
それに対して、エリスは、
「ありがとう、あなたが居るととても助かるわ」と答えた。
~拠点~
「お前森神仲間にしたのか!?」
ガエンは見た瞬間察した。
「そうだけど?」
エリスは普通に振る舞う。
「まあ、これでかなり作業も楽になるし可愛いしいいじゃん」
「まあそうだな、ありがと!」
「あのさ、森神って凄いよね~」と何気なく会話をする3人。
「わい、そろそろ寝るで~」「おやすみ~」
~翌朝~
「お~し!!そろそろ拠点整備しようぜ!」
ガエンが珍しくまともだ。
エリスの魔法やベルズマスの力を借り、5時間で整備が終わった。  
「おっしゃ!明日からは探検だ!!」
と、気合を入れるガエンであった。

7章 お宝ガッポリ!?洞窟探検!!
~島の中心近く~
ベルズマスの案内により洞窟にたどり着いたガエン一行。
「ふーん、まさか自分の初めてのところで洞窟を見つけるなんて!」
エリスが感心していると、
「さっさと行こう!」「そうだな!行こうぜ、エリス!」
と男軍団が騒がしいと思った。
突然「いった!」と聞こえた。ガエンが言ったようだ。
「どうしたの?」とエリスが聞くと
「この虫が攻撃してきたんや!仕返しをし「ちょっと待った!」
ガエンが答えている時に急にロフクが遮ってきた。
「この虫、絶滅危惧種のファーだよ!攻撃力が高いゆえに繁殖力が低くて今観測されているのは、21匹だけなんだ」
「ファーってあのファー!?」
ロフクが説明している時に、エリスが驚く。
「ファーか。気を付けながら洞窟を突破するぞ!」
「突破するって・・・、あんたは脳筋か!」
ガエンとロフクが会話をしていると
「さっさと行くで!ほな!つるはしや!」
とドラゴンが、ツルハシを渡してくれた。
~洞窟内部~
「すげぇ!金銀財宝がいっぱいだ!だけど、宝の地図の宝のありかと合ってない!」「えっ!?」
ガエンの言葉により沈黙が訪れた・・・。
~数分後・・・。~
「嘘・・・、これよりも奥!?」
最初に言葉を発したのはエリスだった。
「しかもファーが100体以上居るんだけど!?」
「それ今関係ないでしょうが!」
3人によるツッコミ合戦である。
「ここはおらに任せろ!この後強大な敵がいる気がする!ファー
を仲間にする!」
「あ、OK~」とすんなり答えるファーがいた。
「え?」あまりのすんなりさにベルズマスも驚いたようだ。
元々、ファーは人間の言葉が話せるのでガエン達も喋ったことには驚かないが、このすんなりさには驚いた。
さてさて、この後にはどんな強大な敵が待っているのか!?
7.5話のあとにお楽しみを~。

7.5章 みんなの日常
~注意事項~
この話は7章より若干前の話です。
それでも良いと言う方は、ゆっくりしていってね!!
それでは、本編をお楽しみ下さい・・・。

~拠点~
今日は、日常を見てみよう!
まずガエン。
剣の鍛冶をしたり特訓をしたりしてる。いまは特訓中。
邪魔しないほうが良いかも。
次にエリス。
相変わらず魔導書ばっか読んでるよ。
今はファーの攻撃力についての研究らしいね。
次はそう!この僕、ロフクさ!
僕はいつも色々なものを発明しているよ!
3話のきびだんごも僕が持っている元のデータを基にして作ったものだしね、あはは!

最後にドラゴンとベルズマス、は遊んでました。
これだけ遊んでるのにどうしてあんな強さを発揮できるのか・・・?

「どうだった?みんなの日常がこんくらいだよ!次回も、ゆっくりしていってね!!」

8章 更なる冒険を求め
~洞窟奥部~
ガエン達1行は、鉱石を採掘しながら、奥へ奥へと進んでいった。
途中は特に何も起こらずに只々会話をしていただけだ。
「ねぇ」とエリスが言った。
「何だ?」とガエンが答えると
「こうも何も起こらないと嫌な予感がしない?」
と言った。ロフクが「確かに!ゲームのラスボス前のSTAGEが
1-1くらいかんたんなことだね!」と言ったが
「分かりにくい!」と突っ込まれた。
~最奥部~
「ねえ、なんかでかいの居るんだけど」とエリスが言うと
「我はスカルジャルだ。」と、謎の答えになってない答えを返してきた。「ほら居たじゃん」と、ロフクが言うが、
「お前ががフラグ立てたから・・・。言わんこっちゃない。」
とガエンに言われた。
そして、次回!スカルジャルを倒したあとには・・・!?
次回も、ゆっくりしていってね!!

最終章 ヴァンパイアと宝
~最奥部~
ガエン一行は、スカルジャルと対峙していた。
「では、いざ勝負!」「そうだな!」
スカルジャルと勝負しようとした瞬間、
ファー100体以上が一気に駆け込んできた。
「皆の者、我とガエンに続け!」
と言う声が聞こえたと思うとファー達が一気に攻撃を仕掛けた。
「ふん、こんな虫の大群に、我が負けるとでも!?」
と言われたので、みんなで総攻撃を仕掛けたが、
ドラゴンとベルズマス以外は、吹き飛ばしてしまった。
ドラゴンとベルズマスがさらに、攻撃をしようとするが、
その時、ガエンがこう止めた。
「コイツは悪くない。悪いのは巣を通ろうとした俺達かもな」と。
「スカルジャル、少し先に進んでいい?」
エリスも賛成し、頼む。
「わかった。只々暇つぶしをしたくてな、ただこの先は気をつけろ。
宝を探すんだったら吸血鬼に勝たにゃきゃならんぞ」
と、注意をされた。
それに対しガエンは「ありがとな、スカルジャル!」
と答えた。
そして、吸血鬼と出会った。
「宝が欲しいなら、私に力を示しなさい。そこの貴方、そう、ガエン一人で。」
その言葉をかけられたガエンと吸血鬼の戦いの運命は!?
次回、エピローグ 
本当の宝は貴方のすぐそばに・・・
結果はエピローグで。
次回も、ゆっくりしていってね!!