東方恐運命
彼女はレミリア・スカーレット。
種族は吸血鬼であり、妹にフランドール・スカーレットを持つ。
能力は「運命を操る程度の能力」。
そんな彼女でも、運命を変えられなかった事件がある。
485年前の事。妹は10歳。
そんな幼い頃に、フランの能力がわかったのだ。
「ありとあらゆる物を破壊する程度の能力」。
私は、それに、恐怖を覚えた。私でさえまだ能力の制御
が効かないというのだから。
そして、1年も経たなく、私はフランを地下牢に幽閉してしまった。
「フランは何も悪くないのに・・・。」
その時、怖くて、怖くて、能力の制御なんて考えなかった。
感情的になるのは脳があるから当たり前。
その時に、どう感情を出してどう冷静に判断するかが大切。
感情を溜め込むといつか噴火する。
そして、赤霧異変が解決してから、フランを開放した。
彼女は誰も来ないから心を開けなかったし、楽しめなかった。
どんなに悲しかっただろう。
あのときは、何度やっても同じ過ちを繰り返すと私は思う。
私の幻想は、可笑しい事もあったけど、とても悲しかった。